コサメビタキの抱卵

 野鳥の好きな木がある。いつも観察に行く山にも、葉っぱが少ないのに、オオルリなどがよく止まる木がある。見晴らしがよいので、ヒタキにとっては近くを飛ぶ昆虫がよく見えるためのようだ。この木に巣があるとの情報で観察に行った。

 見ているとコサメビタキが頻繁に止まる。オスがメスに餌を与える「求愛給餌」も見られた。双眼鏡でよく眺めてもなかなか巣が見つけられない。やっとその場所がわかったが、なるほど猛禽に見つけれないように枝が上に伸びているところで、木に付着しているコケで囲ってわからないように営巣をしている。炎天下の中、長い時間巣にこもり卵を温めていた。じっと動かずにいると、まったく抱卵しているのは気がつかない。
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  裸木の 枝のあわい(間)に コサメビタキの
                   苔にて囲む 巣を見つけたり
  葉の少なき 枝に巣作り 抱卵の コサメビタキは 炎天の下に

                      引地貞子(那智勝浦町)
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by ja3cf | 2011-06-27 22:59 | ヒタキ科
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