【特別編】クジャクのペアリング

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 羽を広げると素晴らしく豪華な扇状をなることで珍重されているクジャクだが、日本では動物園でしか見ることがない。しかし、この鳥は古くから日本で飼われており、日本画の素材にもしばしば登場するなじみの鳥だ。

 私は3年前にスリランカへ行ったとき、道ばたの野原にいるクジャクを偶然車から目撃して感激したことがある。クジャクはインドやスリランカに生息する野鳥なのだ。そのときは3羽がのんびり地面を突いていた。その風景が私の野鳥撮影に興味を持った原点だったのだ。

 この週末に孫を連れて和歌山城公園へ行く。ここには小さな動物園があり、クジャクが7羽飼われている。そのうち2羽はオスで長い尾羽を持っている。私は子供の頃、近くの紡績工場にもクジャクが飼育されており、日曜日にはよく見に行った。10時頃行くと尾羽を拡げていることが多かった記憶がある。それを思い出し、ちょうどその時間帯なので、しばらく見守ることにした。

 予想に違わず1羽のオスが羽を拡げた。久しぶりに間近で見るその雄姿は、豪華絢爛という言葉がぴったりの趣がある。注意深く見守っていると近くのメスに向かってさかんに全身をふるわせてアピールしているではないか。春は恋の季節だ。もしかしたら・・・という予感がして続けてワッチしていた。

 待つこと10数分、オスは体を大きくふるわせながら、ついに行動に出た。急にメスに近づいて後ろへ回る。メスもその気らしく動かない。オスが羽を広げたままひょいっとその上に飛び乗って交尾は成功する。その間10秒ほどの出来事だった。

 面白いことにここには親子連れが数組見ていた。お父さんがしきりに子供にクジャクのことをいろいろ説明していた。それがペアリングが始まると一斉に黙ってしまったのがおかしかった。うまく受精に成功してかわいい雛が誕生するといいね。

 当日は小型のデジカメを持っていたので上記の画像はそれで撮影した。その瞬間の写真はないの?。ハハハ・・・・あんたも気になる?。実はあるんだなあ、見たいですか?。興味津々の方はここをクリックしてね。

  野鳥撮影の原点となりし孔雀と言う 友のブログに尾羽華やぐ
                    引地貞子(那智勝浦町) 
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by ja3cf | 2005-05-09 10:58 | 【特別編】
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