会報記事「4K撮影を経験して」

~~ 和歌山映像クラブ会報(2014年6月号)より転載 ~~

4K撮影を経験して                 岩崎 好宏

 ビデオ撮影を趣味として30年。新しい技術や機器にすごく関心があり、それをいち早く手に入れ、使うことに大いに喜びを感じていました。その延長に4Kビデオカメラがあります。しかし、そのカメラは大きく高価で、雲の上の存在でした。それでもネットや雑誌で4Kのことを読んでいると、「すごく高画質でこれを経験するともう後に戻れない。しかも2K(フルHD)のモニーターやテレビで見ても鮮明な画像が得られる」とあります。「ほんとかよ~大げさに書いているなあ」と半信半疑でした。

 1月の半ばにソニーが突然小形軽量の4KハンディカムFDR-AX100の発表がありました。その価格も20万円程度だとのこと。しかも1.0型センサー搭載しているとなっています。これなら絶対使ってみたいと3月下旬発売と同時に購入を決めたのです。

e0120230_12362196.jpg 私の環境は全く4Kに対応していません。モニーターはフルHDで、テレビときたら11年前の42型プラズマで、当時は最高品質でしたが今では骨董品です。そんな状況で、テスト撮影した映像を写してみました。

 「本当にすごい!」

 遠くに写った隣家の屋根瓦の一枚一枚がくっきり出ているではありませんか。聞きしも勝る高画質に圧倒されてしまいました。それに1.0型センサーのために一眼レフで撮影した画像のようにバックがボケてピントのあった花が浮き上がってきます。HDMI端子でHDモニーターに繋ぐと、画面の4分の1を拡大してフルHDで見ることができます。それでも鮮明なのです。これにはすっかりはまってしまいました。

 添付の説明書を見ると4K動画を編集できる「Sony Movie Platinum 13.0 TRIAL」を無償で提供すると書いています。早速ダウンロードし和歌山城の桜を撮影して、チャレンジしてみました。しかし、このソフトは英語版で、今まで使ったEDIUSやプレミアなどと全く使い勝手が違います。手探りで何とかタイトルとテロップ、それにBGMを使った1分半のビデオ作品「春らんまん」ができました。
 春らんまん   1分30秒
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AX-100の4Kビデオから切り出した画像(クリックで拡大)

 YouTubeに4K動画を掲載できることがわかりました。アップロードに挑戦をすると、すんなり掲載ができたのです。再生してみると、設定が「2160p」に変更ができます。「やった!記念すべき第1号の作品だ。」と小躍りしました。調べてみると、YouTubeには4K動画はかなり掲載されています。しかし、ほとんどプロの作品で、タイトルやBGMがついたアマチュアの作品は見つかりません。

 これに気をよくしてやはりお城で撮影したボタンを今度は2分半にまとめて掲載をしました。こうして私の4K撮影は2本の作品となって世に送り出したのです。
 「ぼたん」    2分30秒

 何でこんな大げさなこと言うかといえば、Sony Movie Platinum 13.0 TRIALは名のごとく限定版で、僅か1ヶ月で使えなくなってしまいました。そんな訳で当分は4K編集ができない状況になりました。いずれDIUS Neoも4Kをサポートすることでしょう。それを待つことにします。

 いいところばかり並べましたが、FDR-AX100にはデメリットもあります。ソニーの売りである「空間光学手ブレ補正」ではなく、単なる光学式手振れ補正です。それにシャープさ故にピント合わせは細心の注意が必要です。しかし、新しくビデオカメラの購入を考えている人には、このカメラは有力な候補になることでしょう。

    新しく 挑戦4K 撮影の 作品成功 桜らんまん
                 
引地貞子(那智勝浦町)
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by ja3cf | 2014-05-31 13:46 | 4Kビデオ
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