クマバチは飛ぶ

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 公園で野鳥を待っていたら、目の前に黒い点がふらふら動いている。よく見たらクマバチが飛んでいるのだ。春になるとよく見かける風景だが、クマバチファンとしてはこの行動が謎で調べてみた。

 クマバチの愛称がクマンバチだと思っていた。名曲「クマンバチは飛ぶ」はこの風景を見て作曲したのだから間違いないと思っていた。しかし、そうではないようだ。地方によってはクマンバチはスズメバチの別称で危険な蜂ということになっている。

 クマバチはハナバチで、危険な蜂ではない。よく花に止まっているのを見かける。今の時期にホバリングしてあちこち飛び回り、また同じ位置に戻ってくる。まるで獲物を追っかけているようにも見えるが、そうではないようだ。この個体はオスで、縄張りにメスが近づくのを待っているのだそうだ。頻繁に飛び回るのは、近づく昆虫がメスかどうか確かめるために追跡しているのだ。

 それにしてもこのずんぐりした胴体に較べて羽があまりにも小さく、よくこれで飛べるなあと感心していた。このことは学者の間でも研究の対象になっているようで、しかもまだその結論が出ていないのだそうだ。

 花に止まっているクマバチの写真がいろんなところで目にする。この愛すべき蜂がスズメバチと間違えられるのは不愉快だ。スズメバチはホバリングはしない。クマバチ愛好家としては、曲名も「クマバチは飛ぶ」に改称して欲しいと思う。動画は10分の1のスローモーション再生にした。 (動画はここをクリック

  飛び回りては 元に戻りくる 習性の クマバチの羽 意外に小さき
                       引地貞子(那智勝浦町)
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by ja3cf | 2006-05-06 14:50 | 昆虫・花・風景・ほか
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