台湾・金門島の旅 ③

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 3日目、今日も夜明けの6時にホテルそばの畑へ鳥見に出かける。しかし、出発が早いためスコープは荷作りしてしてしまったので、双眼鏡で観察する。畑には日本では珍しいコーリャンが実っていた。昨日観察した以外の鳥は見あたらず。8時半出発の飛行機に乗るために早々に切り上げ、朝食をとる。
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 台北まではフライトは約1時間、松山空港で各自スーツケースを開いてスコープとカメラを三脚にセットする。その異様な風景に、一般の乗客はあっけにとられていた。迎えのバスはマイクロバスのため座席が狭く、スコープとリックを持って座るのはたいへんだった。野鳥撮影は持ち物が多いので、次回は普通のバスを用意して欲しい。
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 10時半過ぎ、台北植物園へ行く。ここは台北市内だが、場所柄樹木が多く野鳥も結構生息している。おすすめの撮影ポイントだが、私は失敗してしまった。あまりにも近くで撮影できるので倍率の高い接眼レンズは使いづらく、NGの画面が多くなってしまった。海外撮影は日頃使っているカメラやシステムが最良ということを痛感した。

 ここでビデスコの撮影がどのようにしているか、ちょっと書いておこう。まず、鳥を見つけて視野に入れる。これがなかなかたいへんだ。とくに樹木の中でよく動く小鳥だと、双眼鏡から目を離すともうわからなくなっている。低い倍率にして視野に入れ、倍率を上げて構図を決める。その後ピントを合わせて、最後に明るさを調整する。これだけの動作を速やかに行う必要がある。数秒で移動する小鳥は、この途中で逃げられてしまうのだ。

 ここではタイワンオナガ、クロエリヒタキ、ズグロミソゴイなどを撮ることができたが、最大の収穫はゴシキドリを撮影できたことだった。この鳥は名前のとおり、緑を基調に5色の色彩豊かな鳥で、熱帯地方に75種が生息しているそうだ。
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 今日は土曜日で、ここには台湾のバーダーも多く撮影に来ており、エゾビタキが珍しいとデジ一眼の放列を作っていた。まだデジスコは普及していないようだ。野鳥の会の会長さんが、私たち全員に来年度のきれいな野鳥カレンダーをプレゼントしてくれた。会長さんありがとう!。それにしてもガイドの頼さんは顔が広い。

 午後は關渡自然公園へ移動する。ここは植物園と違い開けた土地で、撮影は楽だったが、鳥数も収穫も少なかった。カバイロハッカ、シロガシラ、それにベニバトなど。ここで「台湾野鳥図鑑」を買う。いろんな図鑑があるがこの本は日本野鳥の会も監修しているため日本語の索引もあり、使いやすくお薦めの本だ。ついでにカワセミのストラップとヤマセミとヤマショウビンのバッジも台湾撮影記念に売店で買った。

 最後は海岸に行く。インドクロトキを4羽見つけ、その撮影が今日の最後になった。帰りに地元のバーダーが、この先でヤマショウビンを見たよとのこと。まさか台湾本島にヤマショウビンがいるとは!。しかし、すでに日が暮れて全員がっかりの幕切れだった。

 戦時中を 思い起こせリ コーリャンの 名前なつかし コーリャン実る
 カメラの調整 急ぐそのまに 狙いいし 小鳥は我の 視野より消えり
 色渋き みどり基調に 五彩色 ゴシキドリ撮る 台北植物園に
 お奨めの 「野鳥図鑑」を 求めたり 記念のストラップ 鮮やぐカワセミ

                         引地貞子(那智勝浦町)
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by ja3cf | 2007-11-03 00:10 | 台湾の野鳥日記
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