カテゴリ:アマチュア無線

  • 巨大パラポラでARISSは大成功
    [ 2012-08-29 12:10 ]

巨大パラポラでARISSは大成功

 和歌山大学に「宇宙教育研究所」が設置されていることを最近になって知った。「宇宙」と「教育」ならこれはまさにARISSスクールコンタクトではないかと同研究所に提案をした。夏休みにはいろんなイベントがあり、秋にやりましょうということになった。

 ARISSスクールコンタクトとは、NASAが子供たちに宇宙と衛星について学んでほしいと、アマチュア無線を通じて国際宇宙ステーション(ISS)に滞在の宇宙飛行士と世界の小中学生が交信をする教育プロジェクトだ。同研究所の理念とも一致する。

 今月初めになって急きょARISS Japanから「8月20日週のスケジュールが空いたので和歌山大学でやりませんか」と連絡が入った。聞けばこの週だと星出彰彦宇宙飛行士と交信ができるとのこと。わずか半月しか余裕がないが、願ってもないことで大急ぎで準備をしてもらった。
 26日の前日になって明日の天候がよいことがわかり、野外運用をしようということになった。同大学のキャンバスに12mの巨大パラポラアンテナが設置されている。幸いまだ試運転の状況なので、これに衛星用のアンテナを取り付けて運用しようということになった。
 これは誰も目にしたことのない光景で、京阪神から来たサポーターたちも言葉を失った。当日は和歌山市内の小学校から公募で選ばれた20人の児童は、事前に宇宙とISSの学習と交信訓練を受けて本番に備えた。

 19:54 予定の時間になって地上からの呼び出しが始まった。"NA1SS、 This is 8N3IFES over" 1回、2回・・応答がない。一瞬1週間前のことが頭によぎった。それは星出さんのつくば市の出身中学校との交信が失敗だったことだ。3度目の呼び出しで応答があった。19:55待ち焦がれたISSはやっと視野に入ってきたのだ。
 子供たちは、「宇宙ではどんなお菓子が食べられるのですか」とか「宇宙飛行中にUFOを見たことがありますか」など次々に質問をした。嬉しいことに見学者たちは耳を傾けながらアンテナの方向を見上げるとそこに飛翔するISSをはっきり見ることができた。20:05全員の20問の質問が終わり、交信は無事終了した。その模様は動画でお見せしよう。(動画がスタートして画面をダブルクリックすると全画面になる)



 このARISSスクールコンタクトについては日本アマチュア無線連盟のWebにも掲載された。

  宇宙への夢は広がり 子供達と交信のチャンス ここに巡り来
  幸いに好天候に恵まるる 予報もうれし 宇宙との交信
  学習と訓練受けて望みたる ISSは視野に入り来ぬ
  質問の飛び交うなかに 飛翔する宇宙ステーション見ゆ 感動の一瞬
  臨場感覚えつつ聞く交信の 子供達からの素直な質問

                       引地貞子(那智勝浦町)
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by ja3cf | 2012-08-29 12:10 | アマチュア無線 | Trackback(1) | Comments(2)