2年ぶりの海外旅行をする。昨年は病気で、毎年出かけていた海外旅行の記録は途絶えた。今年になってやっと体力も回復したので、鳥仲間4人と一緒にマレーシアへ行った。参加したツワーはHISの「新マレーシア周遊6日間」の旅で、関空から出発の54,800円だ。値段から想像してそれなりの内容と考えていたが、何のなんの観光は盛りたくさんで、宿泊はすべて五つ星ホテルで、全食事付きだった。
クアラルンプールのツインタワー夜景
何よりも驚いたのは最後に宿泊したホテルだ。ペナン島のイースタン&オリエンタルホテル(E&O)で、かつて「スエズ運河以東で最上のホテル」といわれた1886年創業の伝統的なホテルだ。広いリビングルームやベッドルームと浴室で洗面台とテレビは2つある。家具はすべてマホガニー材で、内装は落ち着いた色彩だ。HISといえば低額の若手相手の旅行社という認識を見直す旅となった。(今回のツワーは、全国から100名以上参加の大きな団体で、宿泊ホテルは何カ所にも分かれておりE&Oに泊まれたのは数名で、ほかの参加者に羨ましがられた)
E&Oホテルの部屋から見た朝日・これぞ南国の風景
肝心のバードウォッチィングだが、今回は観光ツワーに参加なので本格的なカメラシステムは持って行かなかった。小型のビデオカメラにテレコンをつけ、携帯三脚での撮影となった。それも本格的に追いかけられたのは最後の日だけで、ペナン植物園などに出かけて半日撮影した。それでも2種類のタイヨウチョウなど、数種類の新しい野鳥との出会いがあった。そのビデオは後日掲載することにしよう。
キバラタイヨウチョウ
美しき ツインタワーの 聳え建ち マレーシアの 夜の更けゆく
絵葉書の 如き南国風景の 空は茜に 夕陽かがよう
珍しき 紅き花房 垂るる枝 キハラタイヨウチョウの 嘴長し
引地貞子(那智勝浦町)