オオルリを撮影に行った公園で、なんとキビタキのオスに出会えたのだ!。きれいな野鳥として洋の東西を問わず人気のあるこの鳥に会えるなんて・・。しかも、それが街中の公園だからほんとうに驚いた。
スズメとほぼ同じ大きさで、夏鳥として日本に飛来し繁殖する。首から胸にかけて鮮やかな黄色で、目の上に黄色のラインが印象的だ。先日BSジャパンの「野鳥Japan」でこの鳥が放映された。そのナレーションが楽しいので少し紹介しよう。
キビタキは姿の美しいことから、江戸時代から飼い鳥として人気があった。さえずりと凛々しい姿から男らしい江戸の男を意味する「東男」とも呼ばれていた。餌は森の中の昆虫で、飛びながら虫を捕まえることもあるため英名は「ナルシサス・フライキャッチャー」と呼ばれている。
ナルシサスとはギリシャ神話に登場する美少年の呼び名で、泉に写った自分の姿に恋をしてしまい、水仙に変わってしまったという物語である。こうした名前がつくのもキビタキの美しさが世界中で認められているからだろう。(
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オレンジの 色も鮮やぐ キビタキの 英名の由来 知るも 楽しき
引地貞子(那智勝浦町)